当院での糖尿病治療の流れ

糖尿病治療に関しては時として患者さんの仕事、家庭環境、年齢等おかれている状況により変わってくることも多く、患者さんと相談しながら、二人三脚でコントロールしていくことを心がけています。

ステップ1.初診はお話をうかがいます

適切な治療法を見つけ出すためには、私たちが患者さんのことを知るのは絶対ですし、また患者さんにも糖尿病のことを知ってもらう必要があります。そのためにまずは、1時間程度のお話し合いの時間を設けています。

この時間内で患者さんについてできるだけ知りたいと考えています。どんな仕事をしているか、お酒やタバコは好きか、どんな食べ物が好きか、一日の運動量はどのくらいか。患者さんの生活習慣をつかむことで、適切な治療法を見つけ出すことができます。

また糖尿病の病体についてや、検査の見方、なぜ血糖値をコントロールする必要があるのか、合併症の話、糖尿病に関する様々な知識を分かりやすく説明し、糖尿病と付き合うために必須となる「食事療法」と「運動療法」、2つの療法についてもお話しします。

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ステップ2.管理栄養士との連携で最良の食事療法を指導

初診でヒアリングやアンケートした内容を踏まえて、当院にて患者さんに足りない栄養や、摂取するべきカロリーの具体的な数値を算出します。このデータを糖尿病療養指導士の資格を持っている管理栄養士に提出し、患者さんにとって最適な食事療法を指導します。

指導といっても難しいものはありません。患者さんが本来摂取すべき一日のご飯の量はいくらかとか、一回の食事で摂っていいパンの大きさはこのくらいとか、模型を使って視覚的に分かりやすく提案していきます。

この食事療法指導は糖尿病患者さんには必ず受けてほしいと思っています。食事に対する意識を変えていくだけで糖尿病は見違えて改善されていきます。

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ステップ3.オーダーメイド治療で無理なく専念しましょう

栄養士から提案された食事療法と並行して、運動療法も実践していきます。普段の生活の中でちょっとした運動を心掛けることで血糖コントロールにつながりやすくなります。例えば、エスカレーターを使わないで階段を使う、といった些細な運動だけでも血糖値は下がってくるというデータが出ています。

運動療法を取り入れるにあたっても患者さんの生活スタイルによって内容も様々です。たとえば、農作業を仕事にしている人であれば普段運動を意識する必要はありませんが、農閑期は運動療法を取り入れる必要がありますし、腰痛や関節痛をお持ちの方でしたら、整形外科の先生と相談して無理のない範囲で運動療法を計画していくことになります。

薬の服用、インスリンの投与も患者さんによって様々です。できる限り患者さんの希望に添えるような提案を心がけています。

あまり重く難しく考えず、生活の質を落とさずに血糖コントロールしてもらいたいと考えています。当院が主軸としているオーダーメイド治療で、日々を楽しく過ごしながら治療に専念していきましょう。

石原医院0466-44-3627
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